ヤフー<4689>の完全子会社であるZコーポレーションが出資する仮想通貨取引所タオタオ(TAOTAO)は30日、2019年5月30日より取引サービスを開始したと発表した。また、当面は手数料無料でサービス提供するとしている。

タオタオでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)で現物・レバレッジ取引を可能とし、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の3通貨でレバレッジ取引を可能とする。毎週水曜日の午後12時~午後6時に実施するメンテナンスを除く24時間365日取引が可能であるという。

24時間365日セキュリティシステムの監視・運用を行うほか、コールドウォレット(インターネットと接続せずに仮想通貨を保管するウォレット)とマルチシグ(複数人の承認が必要な仕組み)を導入。また、二段階認証によって不正ログインを防止するとしている。

5月30日から当分の間(終了する場合は、30日前に発表)は、キャンペーン期間となっており、口座開設手数料、取引手数料、入出金手数料(法定通貨の入金/出金)、入出庫手数料(仮想通貨の預入/送付)といった各種手数料がすべて無料になるようだ。

タオタオは金融庁の登録業者であり、今年2月に社名を元々の「ビットアルゴ取引所東京」から現在の「タオタオ」へと変更した。2019年3月末時点では、取引サービスを5月中旬から提供予定であるとしていたが、5月16日、ツイッター公式アカウントで5月下旬に延期すると発表。その後、同月27日には、5月30日正午にサービスを開始すると発表しており、予定通りのサービス開始となった。


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