金融機関の収益業務に関わるシステムのコンサルティングなどを手がけるシンプレクスは30日、ヤフー<4689>の完全子会社であるZコーポレーションが出資する仮想通貨取引所タオタオ(TAOTAO)の取引システムとして、同社の仮想通貨取引プラットフォーム「SimplexCryptoCurrency(シンプレクス・クリプト・カレンシー)」が採用されたと発表した。

タオタオは金融庁の登録業者であり、本日30日より取引サービスを開始している。
シンプレクスは、タオタオに対し、(1)豊富な注文機能と高機能チャートを搭載した「一般投資家向け取引ツール」、(2) 口座への入出金管理や取引管理など、業務運営をサポートする「業務管理システム」、(3) 仮想通貨取引サービスの早期収益化に貢献する「ディーリングシステムディーリングシステム」、(4)堅牢なセキュリティ対策とサポート体制を備えた「ウォレットシステム」を提供していると伝えている。

同社は、「SimplexCryptoCurrency」について、同社が20年以上に渡り培ってきた大手金融機関向けシステムの開発・運用ノウハウを集約した、これまでにない新しい仮想通貨取引プラットフォームであると説明している。

今後については、『「SimplexCryptoCurrency」の提供を通して、仮想通貨交換業者のビジネス基盤の早期構築と、安定的なシステム運営を支援していく』としており、『将来的な取り扱い仮想通貨の拡充や、法令規制等への対応など、今後の市場動向を的確に捉えた包括的な支援を目指すことで、仮想通貨交換業者の収益最大化に貢献していく』との意向を示している。


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