大手監査機関のアーネスト・アンド・ヤング(EY)が、ERC-20やERC-721トークンをプライベート送信できるプロトコル「Nightfall」をオープンソースで公開しました。

Nightfallはゼロ知識証明(ZKP)という暗号学的手法に基づく「zk-SNARK」を採用したプロトコルで、送受金者や送金額などを非公開にしたトランザクションを可能にするものです。

zk-SNARKは匿名通貨のZcashが開発した技術で、匿名ネットワークの基盤として様々なプロジェクトで活用されています。同プロトコルは単純な匿名決済以上の応用性を持つことからさらに注目を浴びています。

アーネスト・アンド・ヤングはロンドンを本拠地とした会計・税務・監査機関の世界的大手で、2018年の収入は3.7兆円以上にものぼります。

同社は以前にもイーサリアムベースのサプライチェーン向けコードなどを無償で公開しており、ブロックチェーン技術の研究開発に力を入れています。

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