仮想通貨取引所GateHubにて顧客資産の仮想通貨XRPが盗まれたことが公式発表を通じて判明した。ユーザーからの苦情でセキュリティ不備が発覚したため、原因究明に向け内部調査が行われている。

欧州デンマークのデザイン企業2K/DENMARK社のクリエイティブ・ディレクターであるThomas Silkjær氏の調査では、6日未明の時点ですでに80名以上のユーザーから総額23,200,000XRP(約10億円)の仮想通貨XRPが盗難されていることが判明している。

Silkjær氏が最初に異変に気づいたのは先月30日で、201,000XRP(約900万円)の送金がGatehubのXRPアカウントから移動されたことがきっかけだったと説明した。

また盗難された約2300万XRPの内、すでに半数以上の1300万XRP相当(約5億円)が取引所やミキシングサービスを経て資金洗浄されていることも調査の結果でわかっている。

なお現在も同取引所は捜査を続けており、規制当局や外部のIT捜査機関とも連携して犯人の特定に努めている。そのため内部捜査が完了した後に詳細を発表する方針だ。

(記事提供:コインポスト)
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