総合人材サービスを手がけるパーソルホールディングス<2181>グループのパーソルキャリアは27日、サイバートラストとともに、ブロックチェーンを活用したサービスの本人認証機能について技術検証を開始すると発表した。

パーソルキャリアは、機械学習やブロックチェーンなど、最新技術を用いた業務効率改善や新規ビジネスの企画開発を進めており、2018年には、テックビューロ、日本情報通信とともに、ブロックチェーンを活用し、個人の柔軟な働き方を後押しする副業支援アプリケーションの実証実験を実施した。

一方、サイバートラストは、マイナンバーカードに格納されている公的個人認証(JPKI)の電子証明書を用いてオンラインでの本人確認や現況確認を実現するクラウドサービス「iTrust 本人確認サービス」を提供している。

両社は、こうした過去の取り組みから、互いがもつ技術と知見を活かし、パーソルキャリアが開発しているブロックチェーンを活用したサービスのオンライン上での本人認証について、「iTrust 本人確認サービス」を利用して、技術面と運用面での実現性や有用性を検証する運びとなったと説明している。

「iTrust 本人確認サービス」は、マイナンバーカードと公的個人認証サービスを用い、オンラインでの本人確認、所在確認、生存確認などを行うサービスである。これにより、各種確認業務のコスト削減や業務効率化を実現するとしている。

技術検証期間は、2019年7月~2019年10月を予定している。パーソルキャリアは、今後について「ブロックチェーン技術をはじめとする新たな技術や取り組みを積極的に採用し、人材業界のリーディングカンパニーとして、労働・雇用の課題解決に貢献していく」とコメントしている。


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