熊本電力は27日、日本最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴ<3808>の海外グループ会社で、ブロックチェーン関連事業を手がけるOKfinc LTD.と業務提携し、OKfincが行うクラウドマイニング事業「OKGenesis」への電力供給を2019年6月より開始すると発表した。

OKfinc社は2018年9月にクラウドマイニング事業への参入を発表し、サービス開始に向けて準備を進めてきた。今年夏のサービス開始に向けて、熊本電力と提携したとしている。

熊本電力は、2018年7月、仮想通貨採掘事業を行う関連会社のオズマイニング社と、同年8月よりマイニングファームを本格始動すると発表した。熊本電力は、日本一安い電力会社(九州電力・東京電力エリアの低圧に限り)を誇り、オズマイニング社と提携して電力料金を最大限下げることで、国内マイニングファームの拡大に寄与していく方針を示しており、2020年3月までに台数14,000台、売上げ月額9,000万円を目指すとしていた。

OKfinc社との提携では、熊本電力の電力業界最安水準の安定した電気を使用し、利用者ごとに最適なマイニング環境の提供や、クラウドマイニングの提供を行っていく意向であるという。

また、マイニングを行う仮想通貨は、ビットコイン(BTC)のほか、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、リョー・カレンシー(RYO)などのアルトコインを予定しているようだ。クラウドマイニングの提供にあたっては、販売代理店制度を整備していく予定であり、販売代理店を通じて高ハッシュレート、低消費電力のGPUマシンをマイニング参加者に提供していくとしている。


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