インド最大の仮想通貨取引所のKoinexは、インド政府による仮想通貨規制の影響を受け、今月27日に全てのサービスを永久に停止する発表しました。

同国の中央銀行にあたるインド準備銀行(RBI)は昨年4月、金融サービス事業者に対し仮想通貨関連企業との関係を断ち切るように通達を出しました。

仮想通貨関連企業はこれに反対し、裁判所に申し立てを行なっていましたが、状況が改善されることはありませんでした。

さらに、インド議会は追い打ちをかけるように仮想通貨のトレードを禁止し、違反者に最高で10年の懲役を課す法案も提出され、同国内における仮想通貨企業の立場は厳しいものとなりました

Koinexは過去14ヶ月に渡ってあらゆる決済事業者や銀行からサービスの提供を停止されていたため、事業の継続が困難な状況だったと明かしました。

プラットフォームは6月27日午後2時(IST)に閉鎖されており、全ての注文はキャンセルされ、資金はユーザーのウォレットへと返還されます。また、ユーザーに出金を7月15日までに行うよう促しています。

Koinexの銀行口座はすで凍結されており、取引所の資産からユーザーに返金できないため、同社は運営側の個人資産から返金を行うと表明しています。

2017年8月にオープンした同取引所はわずか4ヶ月で2.6億ドル(約280億円)の取引高を記録するまでに成長し、ピーク時には1日4万人以上のユーザーが新規登録していました。

Koinexは、これまでユーザー数100万人以上、取引高は30億ドル(約3,236億円)超を記録したといいます。

インドでは今後も仮想通貨に関して厳しい規制が適用される見通しで、仮想通貨関連企業は対応を迫られています。

記事ソース: Koinex, TheBlock

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