AIで美味しい店を検索できるグルメSNS「シンクロライフ」を運営するGINKANは3日、世界で初めて、食事代金の最大20%が仮想通貨で還元されるサービスの提供を開始したと発表した。同サービスは2018年9月に実施した東急プラザ銀座内レストラン21店舗における実証実験を経ての正式なリリースとなり、こうした飲食店への送客の仕組みは特許出願中であるという。

シンクロライフは、ブロックチェーンを活用し、優良なレビュアーに報酬として仮想通貨を付与するグルメSNSである。また、AIによりどこにいても5秒で美味しい店を見つけられるレコメンド機能も搭載している。2018年8月からは、レストランレビューへのトークン報酬として、独自トークン「シンクロコイン(SYC)」の提供を開始した。現在155カ国と4言語(日本語、英語、韓国語、中国語)で展開しており、口コミは19万件、掲載店舗数は10万店舗を超えているとしている。

2019年7月1日からは、同サービス加盟店で飲食することで、会計金額の1%~5%(店舗設定により決定。キャンペーン時最大20%)相当の仮想通貨「シンクロコイン(SYC)」を受け取れるようになるという。ユーザーは店舗から提供されるQRコードを読み取ることで、仮想通貨が自動的にアプリのウォレットに付与されるとしている。

また、同サービスは飲食店にとって集客手段になる。飲食店は初期費用や月額費用なしで加盟店になることができ、シンクロライフへ飲食代金の5%を手数料として払うかわりに、アプリ上に広告を掲載することができる。

加盟店は、7月中に都内を中心に50店舗が登録を予定しており、2019年中には1,000店舗を目指すようだ。


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