日本マイクロソフト、エン・ジャパン、SKILLの3社が、HR分野におけるブロックチェーンの実用化に向けて、コンソーシアムモデルのブロックチェーンの構築や共同検証などを目的とした連携を開始したことを発表した。

事業領域を限定した企業が参加するコンソーシアム

今回構成するコンソーシアムブロックチェーンは、特定の事業領域に限定した企業のみが参加できる。参加企業が検証ノードを運営することで、コスト削減やスケーラビリティの課題を解決する。

ブロックチェーンはHR領域にフォーカスされており、職歴・学歴などのデータが証明可能な情報として記録される。ユーザーごとにデータの所有権が確認などの権限を持ち、自分自身で情報を運用できる。

ノードを運営するのはエン・ジャパンとSKILLが担当する。日本マイクロソフトはインフラ面のサポートの他に、共同研究の構成の検討・検証を行う。

コンソーシアムの3つのメリット

コンソーシアムチェーンを採用した理由について、プレスリリースでは3つのメリットが挙げられている。

  • ファイナリティまでのスピードが早い
  • 検証者が誰であるか明確
  • トランザクションコストを下げることができる

1社で運営するプライベートブロックチェーンに比べて、複数社で運営するコンソーシアムブロックチェーンは信頼性が高いと一般的には言われている。

また、パブリックブロックチェーンを採用した場合、スケーラビリティやコストに懸念が残る。これらの理由からコンソーシアム型を選択した。

「職歴証明」「入社後活躍」に貢献

今後の計画として、同コンソーシアムを活用したサービスを各社はリリースする。SKILLは職歴情報を証明するサービスを、エン・ジャパンは人材の採用、教育、評価事業とブロックチェーンを連携させることで「入社後活躍」に貢献する事業の検討を始める。

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