東京大学大学院 工学系研究科 ブロックチェーンイノベーション寄付講座は8日、第3回CO.NECT東京大学ブロックチェーン学生起業家支援プログラムの応募を受付中であると発表した。

同プログラムは第3回目となり、参加した学生は、2019年10月~2020年2月の約4カ月半の期間中、自身でブロックチェーン技術に関連した事業の立案、またそれを実現するためのサンプルソフトウェアの開発に取り組むという。学生、個人またはチームで応募でき、参加する学生は人的サポート、環境サポート、資金サポートの3つのサポートを受けられるとしている。

「人的サポート」では、上場企業、ベンチャー企業、ブロックチェーン専門企業、法律家などで構成されるパートナー企業、協力企業等から、事業立案、アプリ開発など様々なアドバイスを受けることができる。

「環境サポート」では、東京大学本郷キャンパス内にある専用スペースの使用権が与えられ、「資金サポート」では、参加する学生およびチームに、プログラム期間を通して最大45万円の報酬が支払われるとしている。さらに、報酬とは別に、10万円の予算が与えられ、この予算は自身の事業計画立案、アプリケーション開発のために使用できるとしている。

応募資格は参加期間中に学生であることで、採用人数は10名(チーム)程度。9月1日まで応募を受け付けている。「東大生に限らず、ブロックチェーンでの技術開発・事業開発を志す学生を広く募集する」としており、応募希望者は課題を提出することで応募できる。

東京大学では、マネックスグループ<8698>と提携して9月より情報経済 AI ソリューション寄付講座という公開講座を提供するが、このカリキュラムにもブロックチェーンが組み込まれており、多方向から人材育成に注力する構えだ。


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