大手暗号資産取引所のBinanceは23日、7日に発生したKYC情報漏洩事件で被害を受けたユーザーに対し、手数料割引などの特典の付いたVIPアカウントを無償提供することを発表しました。

7日に起きた事件では、ハッカーがBinanceからKYC情報を盗み取った上で一部をテレグラムのグループ上に公開し、被害拡大防止と引き換えに同社に300BTCを要求しました。

漏洩したKYC情報はパスポートの顔写真ページおよび「セルフィー認証」画像で、2018年2月24日に送信されたものがKYC処理の第三者委託先から抜き取られたものとみられています。

Changpeng Zhao CEOは当初、事件の正当性を「FUD(不安感の煽り)」であるとして否定しましたが、今回、ハッカーが投稿した画像の一部が委託先が処理した画像と一致したことを認めました。

Binanceは、ハッカーが投稿した画像の多くは偽造されたものであり、正当に認証されたことを証明する透かし情報加工(ウォーターマーク)はどの画像にも見当たらなかったと主張しています。

同社は、被害に遭ったとみられるユーザーに連絡し、VIPアカウントの半永久・無償提供を行なっていくとしています。

記事ソース: Binance

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