メディア大手のTBSホールディングスは、同社が運営する劇場やライブハウスの電力を再生可能エネルギーに切り替えたと日本経済新聞が報じた。

再生可能エネルギーの提供はブロックチェーンを活用した電力小売企業『みんな電力』のシステムを利用する。TBSホールディングスは2018年9月にみんな電力に出資している。

BLITZ赤坂、赤坂ACTシアター、サカス広場を再エネに切り替え

電力が再生可能エネルギーに切り替えられたのはライブハウス『マイナビBLITZ赤坂』と劇場『赤坂ACTシアター』そして『サカス広場』の3つだ。

TBSホールディングスは国連がサミットで採択した持続可能な開発目標であるSDGsへの貢献を推進しており、今回の取り組みもその一環となる。みんな電力のプラットフォームを経由して、100%再生可能エネルギーで施設の電力を賄う。

TBSホールディングスは2018年12月に、TBSラジオのAM波の基幹送信所である戸田送信所の電力も100%再生可能エネルギーに切り替えている。

電力生産者を消費者が選べるプラットフォーム

みんな電力は、消費者が電力生産者を選んで電力を利用できることが特徴のプラットフォームだ。

これまで消費者は、どの電力生産者からどれだけの電力を利用しているか判別することが難しかったが、みんな電力がブロックチェーンを活用した電力のトレーサビリティを実現した。

さらに、みんな電力の提供する電力はFIT電気(再生可能エネルギー)の構成が約70%と高い。

なお、みんな電力のブロックチェーンにはNEMのパブリックチェーンが採用されている。

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