中国での動きが本当に熱くなっています。
26日、中国で初めてのいわゆる「暗号通貨法」と言われる法律が2020年1月から施行されることが決まりました。
そして28日、上海で開催中のBundサミットで中国政府がDCEPというデジタル通貨を発行することに触れました。
進捗や今後の詳細は明らかになっていませんが、バイナンスのCEO通称CZも、世界一の人口大国である中国が動き始めたら速い!乗り遅れないように。とTwitterでコメントしています。
(出典 https://twitter.com/blockjournal/status/1188797999901597697)
また、国家主席のブロックチェーン開発への意欲が発表されたことで、切ってもきれない関係にあるビットコインへの国民の関心が急激に高まっているようです。
先週、リブラのマーカス氏が発言した記事のように、中国のデジタルコインへの動きが本当に加速しました。これを受けてのリブラに関する米国の反応も気になります。
中国人民銀行が発行するDCEPが成功すれば世界初CBDC
これまで中国といえば、ビットコイン始めその他の暗号通貨に関しては強硬に禁止という立場で、いち早くICOにもマイニングにも禁止、そして最近ではリブラに対しても禁止という国の姿勢でした。
しかし兼ねてから囁かれてはいたものの、中央銀行発行の独自コイン(デジタルRMB=renminbi)の開発へとその姿勢を大きく変えました。
デジタル通貨電子決済(Digital Currency Electronic Payment=DCEP)と呼ばれるプロジェクトで、今年リブラの発表以来その動きが鮮明になってきました。そして、このほど、
(出典 https://twitter.com/DoveyWan/status/1188001928250187776)
第13回全国人民代表大会の常任委員会の第14回会議が26日に開催され、委員会はこの暗号法を可決させ、来年2020年1月に施行される運びとなったのです。
委員会はまだ最終版を公開するには至っていませんが、ドラフト版を提供しています。
この法律の目的は、パスワードの適用と管理を標準化させることです。
さらに言えば、パスワードビジネスの発展を促進し、ネットワークと情報セキュリティを確保し、パスワード管理の科学的な標準化および合法化されたレベルを向上させると期待されています。
国家主席がブロックチェーンの発展に旗振り
とりわけ、ブロックチェーン技術の採用への取組みには、習近平国家主席が、サプライチェーン管理部門におけるデジタル金融分野での重要性を強調したほどです。
「我々は、ブロックチェーンをコアテクノロジーの独立したイノベーションへの重要な突破口として採用し、主とする方向を明確にし、投資を増やし、主要技術の数にフォーカスして、ブロックチェーン開発と産業革新の加速をしなければならない。」
と、コメントしたことが、国内で「Bitcoin」や「blockchain」のワードで検索数を大きく増やしたと報道されています。しかしこれは、みせかけの動きでいわゆる「サクラ」と評する人もいます。
それでも、これまでとは方向を180度転換した恰好にみせたことで、ブロックチェーンに評価が高まり、今後のビットコイン相場にも強気な動きになることは間違いないだろうと期待されていました。
そんな矢先に正式発表された「DCEP」、通称デジタル人民元の動向に目が離せません。
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