米国に本社を置くConsenSys社が、10月のEthereumネットワークに関する統計リサーチを発表しました。

今回ネットワークの成長が顕著に現れたのは、DeFiアプリケーションへのDAIロックアップ総額、コントラクトウォレットの総数、Brave BrowserなどのDAppユーザー数になります。

本記事では、ConsenSysがまとめた統計資料の一部を抜粋して紹介していきます。

ネットワーク

  • 89の国でEthereumノードが動いている
  • 59のEthereumノードが大学で運用されている
  • 2050年の発行総数の79.76%が既に発行済み
  • 256,776:過去24時間でトランザクションを送信したEthereumアカウントの総数
  • 4.5%:現在の年間発行レート

DApps

  • 2,652:Ethereum上に実装されたDApps総数
  • 57.73k:過去24時間におけるDAppsコントラクトのトランザクション数
  • 33,333ETH:Gods Unchainedのカードセールによる調達資金総額
  • 13,225:DAppsで利用されるコントラクトの総数
  • 8M+:Brave Browserの月間アクティブユーザー

DeFi

  • 25.2M:DeFiアプリケーションにロックされているDAIの総数
  • 0.99:Ethereumのβ値 (=仮想通貨市場の影響を大きく受けている)
  • 0.01:Ethereumに対するDAIのβ値 (≒仮想通貨市場の影響を受けていない)
  • 84M:市場に流通しているDAIの枚数
  • 6k+:InstaDappのコントラクトウォレット総数
  • 0.06%:UniswapにロックアップされているETHの総発行枚数に対する割合
  • 50.96%:MakerDAOのDeFiにおけるドミナンス
  • $89.7M:SynthetixにロックされているUSD建て総額

スナップショット:ユーザーはDAIをどこから借りているのか?

過去6か月間におけるDAIのレンディングボリュームの比較

2019年6月までは、Makerで全体の7割近くのDAIが借りられていましたが、7月以降、Compound v2やdYdXが占める割合が増加しており、10月にはdYdXが借り入れボリュームでトップとなっています。

今後の動きとして、新たなプラットフォームがシェアを伸ばすか、MakerがMCD(複数資産担保型DAI)リリースでドミナンスを回復するのかなどに注目していきたいですね。

このほか、Ethereumに関する統計は以下の引用元またはConsenSys公式ブログで確認することができます。

引用:Ethereum by the Numbers – October 2019

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