ブロックチェーンを基礎としたデータセキュリティ技術「Keychain Data Provenance Infrastructure ( DPI )」を開発・提供する合同会社Keychainは12日、エンタープライズ向けにブロックチェーンの技術導入コンサルティングを開始すると発表した。

同サービスでは、課題のヒアリングをし、Keychainについて紹介したうえで、ソリューションを提案する。企業の新規事業立ち上げ時や、デジタルトランスフォーメーション(DX)コンセプト設計時に、どのようにブロックチェーンを活用すると効果的か、技術実装のコツ、PoC(概念実証)の実施、Keychain Coreの導入まで一気通貫のソリューションを提供し、事業の早期実現を支援するとしている。期間は4週間~で、費用は90万円~となっている。

同社の技術導入コンサルティングの特長としては、「ブロックチェーンを社内で基礎部分からアプリレイヤーまで一気通貫で開発し、多数の業界での課題を解決してきた経験をもとにしている」点、「DXや新規事業に必須だが理解しづらいコンセプトや技術について、事例を交えて経営者層にわかりやすく紹介」する点、「必要なアプリケーションの実装・開発も可能」である点などを挙げている。

同社は、世界中でブロックチェーンのPoCが実施されているが、多くの場合はブロックチェーン技術会社が提供するテクノロジーの有効性を実証することが目標となっており、企業が直面する大きな課題については、解決できていない事例が見受けられると指摘する。このため、「企業の経営層に本来あるべきブロックチェーンの適切な利用方法を紹介し、現時点のブロックチェーン技術をもってして、様々な課題解決ができることをいち早く訴求することが必要である」と考えるにいたったと伝えている。


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