みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。

徐々に寒さも増し、年末が迫ってきていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

仮想通貨市場はあいも変わらず、大きく上がるわけでもなく、大きく下がるわけでもなく…、とやや地味な展開が続いていますね。

さて、これまでは日本の税制上、「年末には利食い・損切りが発生しやすい」と言われてきましたが、今年は一体どんな値動きを見せてくるのでしょうか?ということで今回は、「年末に向けたBTCの値動き」に重きを置いてお話しさせていただこうと思います。

それでは早速、BTCの分析から進めていきましょう。

BTCチャートの分析

BTCチャート(長期)

こちらが、現在のBTC(日足)になります。

前回記事でもお話しさせていただきましたが、現在黄色チャネルと緑チャネルの2つを基準にジワジワと下降推移を見せていますね。

「どちらを参考に立ち回るべきか?」、やや迷うところですが、直近の安値での推移を見るに、緑チャネル到達前に黄色チャネルを機に反発を見せているため、とりあえずは黄色チャネルに重きを置いて分析を進めていくのが妥当でしょう。

また、「2番底を形成して、ダブルボトム形成に向かったにも関わらずジワジワと下落…」、というように、直近の推移から力強さを感じられません。しかしその一方、より長期のスパンでは価格とMACDとでダイバージェンス(下げ止まり示唆)を発生させています。

このため、個人的には以降は「直近の推移が弱いから…」と売りに回るのではなく、しばらくは抵抗帯などを参考に、「落ちたら拾いにいく」というような立ち回り方針に切り替えて行こうと考えております。

では、次に中期足(4時間足)を見てみましょう。

BTCチャート(中期)

こちらが中期チャート(4時間足)になります。

先ほどもお話したように、「日足スパンでのダイバージェンスを見せているため、今後は抵抗帯などを参考に、拾えるポイントで拾っていく」という方針で立ち回って行こうと考えているのですが、具体的にはどこで拾うのが妥当なのでしょうか?

個人的には、「白□周辺」あたりから拾っていこうと考えております。

この白□周辺というのは、純粋に黄色チャネル下限の周辺でもありますが、6700ドルの直近安値抜けや黄色チャネル下限をネックラインとした三尊による、ツッコミショートが期待されるポイントです。

このように、日足ダイバージェンスに従って、「仮に下げ止まるのであれば…」と仮定した場合、ツッコミポジションの損切りを誘発をしての転換というのが最も現実的なため、この白□周辺からの拾い始めてみよう、という結論に至りました。

では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。

BTCチャートの総評

さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり2通りです。

  • 黄色チャネル下限まで急落(青)
    ⇒ツッコミSの損切りを誘発し、7700ドルへ
  • 黄色チャネル下限、下抜けへ(白)
    ⇒6000ドル周辺まで下落

現状から考えられるシナリオとしては、以上2通りでしょうか。

先述しているよう、個人的にはジワ下げとショート先行展開に加え、日足スパンでのダイバージェンス(下げ止まり示唆)が発生していることもあり、黄色チャネル下限や直近安値などを参考にしたツッコミショート、その損切りを巻き込んだ急上昇(青シナリオ)といった展開になるのでは?と見ています。

では、次にアルト市場を分析していきましょう。

ドミナンス分析

ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/

ビットコインが大して動いていないのもあり、ドミナンスも前回からあまり変化ありませんね。

では少し拡大して見てみましょう。

やはり、BTCのジワ下げ展開もあり、Tether(紫)の上昇が目立ちますね。またそれと並行して、Others(緑)のドミナンスも堅調な推移を見せています。

Tetherについては、BTCのジワ下げに伴った、リスクオフによる資金流入だと思われますが、Othersのドミナンス上昇については未だ良くわかりません。

恐らくは、「BTC下げ止まりに期待するトレーダーが多い」といった背景によるものだと思いますが、個人的にはこれまで堅調に上げてきたMATICなどのマイナー通貨が下げに転じ始めたのもあり、今から触り出すというのはややリスキーでしょう。

それでは、主要アルトそれぞれの価格推移を見てみましょう。

主要アルトコインの動向

前回更新以降、BTCはジワジワと下落していきましたが、対する主要アルトはNEOやXRPなどの通貨を中心に小幅上昇を見せていますね。

現状、主要アルトに大きな動きはありませんが、これまでマイナー通貨(Others)の堅調な上昇、その下げ転換により、主要アルトが次回の資金流入先となる可能性も考えられます。

とはいえ、どのアルトを見てもチャート的にはお世辞にも「良好!」といえるものは少な炒め、個人的にはBTCの次の動きに対して、「BTCが上げたら、資金が抜けるのか?、それとも、資金が入ってくるのか?」を元に、以降アルトに手を出すべきか?を判断して行こうと考えております。

つきまして、今回はアルトの分析をおやすみさせていただこうと思います。

総評(まとめ)

さて、それでは最後にまとめに入りましょう。

  • BTCは黄色チャネルに注目
    →下ひげ転換の場合7700ドルへ
    →下抜けの場合6000ドルへ
  • Othersから主要アルトへ(?)
    →MATICなどの堅調通貨の崩壊
    →資金循環フェーズか?

だいたいこんな感じでしょうか。

現状、主要アルトもマイナーアルトも小幅上昇を見せていますが、依然「BTCが大きく動いた時、アルトの資金がどう動くのか?」が不鮮明なため、BTC待ちといった状況ですね。

また導入でもお話しした通り、年末は現在の税制による影響もあり、現物が積極的に利食いされ、上値が重くなりやすいと言われております。

これを踏まえると、現在のしつこい売り、上値の重さは、今年に入って以降BTCが大きな上昇を見せたことによる利食いが起因しているのかもしれませんね。もし仮に、このような税制を踏まえた利食いがすでに始まっているのであれば、以降年内から年明けにかけて、利食い組を置いての上昇を見せる可能性もありうるでしょう。(勝手な予想ですが)

以上、少し短いですが、今回はここまでとさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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