スマホ向けメッセンジーアプリ「LINE」を運営するLINE<3938>は30日、同社のグループ会社で暗号資産(仮想通貨)事業やブロックチェーン関連事業を展開するLVCが、LINEの独自仮想通貨「LINK」を、2020年4月以降に日本国内での取り扱いを予定していると発表した。

「LINK」は、両社の傘下であるLINE TECH PLUS PTE. LTD.(シンガポール、以下「LTP」)が発行する独自仮想通貨。LINEは2018年7月より、海外向けの仮想通貨取引所「BITBOX(ビットボックス)」の運営を本格的に開始した。ビットボックスでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)など約30種類の仮想通貨を取り扱うほか、同年10月16日より独自通貨「LINK」の取り扱いを開始している。

ビットボックスは、日本とアメリカが対象外となっており、LVCは日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)が定める新規通貨取り扱いプロセスに則り、「LINK」における日本国内での取り扱いを準備してきたという。

今回の発表で、LVCでは、「LINK」の新規取り扱いに向け、システム開発の準備に着手したとしている。「LINK」の取り扱いは2020年4月以降を予定しているが、正確な日程が確定した際には改めて発表すると伝えている。


<HH>