アート作品の流通インフラを構築しているスタートバーンは、主導して運営してきたブロックチェーンインフラ『Art Blockchain Network』の本格稼働に伴い、正式名称を『Startrail(スタートレイル)』と決定したことを発表した

月内にベータ版を自社サービスに導入

正式サービス名の決定に伴って、Startrailは本格稼働を開始する。2019年10月に公開されたホワイトペーパーのロードマップ通り、2020年5月頃のAPI公開を目指す。

スタートバーン、アート流通・評価インフラのホワイトペーパーを公開

スタートバーンはアート作品の流通・評価インフラシステム『Art Blockchain Network(ABN)』のホワイトペーパーを公開した。 アート業界の信用や価値形成プロセスを壊すことなく、ブロッ … 続きを読む スタートバーン、アート流通・評価インフラのホワイトペーパーを公開

また、直近では今月中にスタートバーンの自社サービスにStartrailのベータ版を導入する予定だ。

さらに、開発面ではシンガポールのブロックチェーン企業Torus Labs社とサービス連携を進める。Torus LabsはGoogleやFacebookなどの外部認証プロバイダーが提供する本人確認機構(OAuth2.0)を活用し、イーサリアムの鍵と個人を紐付けるウォレットサービスを展開している。Torus Labsの技術をStartrailに連携させることで、ユーザーの手間を取らずにセキュリティを高める狙いだ。

本格稼働でブランドを刷新

本格稼働と共にStartrailはブランドを刷新する。正式サービス名『Startrail』は写真用語「star trail」から名付けられている。「あらゆるアート作品がその軌跡(来歴や信頼)を引き継いでいくネットワーク」という思いが込められている。

サービス名が変更となったため、ロゴも刷新された。仮称の『Art Blockchain Network』でも表現されていた円のデザインは踏襲しながら、よりシンプルなデザインとなった。

スタートバーンの関連記事

アート転売しても作者に還元金 スタートバーンが1億円超の資金調達

アート×ブロックチェーンを軸に事業を展開するスタートバーンはベンチャーキャピタルのUTECから1億円の資金調達を実施したことを発表した。 この資金調達により、3つの事業を展開する。 文化・芸術品などの … 続きを読む アート転売しても作者に還元金 スタートバーンが1億円超の資金調達

『スタートバーン』を利用したアートイベント『富士山展2.0』開催へ

自由度の高い展示が特徴のアートイベント『富士山展』は、2019年度の開催にブロックチェーン×アートのプラットフォームである『startbahn.org(スタートバーン))』を利用することを発表した。 … 続きを読む 『スタートバーン』を利用したアートイベント『富士山展2.0』開催へ

The post スタートバーン、アートのためのブロックチェーンインフラ『Startrail』本格稼働 appeared first on Coin7 仮想通貨ニュースメディア.