積水ハウス<1928>は8日、ブロックチェーン技術を使い、賃貸入居の一連の手続きをワンストップ化したサービスの実現に向けて取り組んでいくと発表した。

サービスには、同社が 2020年4月の立ち上げに参画した企業間情報連携推進コンソーシアム「NEXCHAIN(ネクスチェーン)」のブロックチェーン技術を活用。同社の賃貸住宅「シャーメゾン」に入居希望の顧客に対して、賃貸入居時に発生する賃貸物件の内覧、契約手続き、生活インフラの契約などのプロセスをワンストップで行えるようになるという。

これまでは物件内覧から引っ越しまでに何度も足を運ぶ必要があったが、今回の賃貸入居手続きでは、煩雑な手続きを簡素化して対面機会の減少を図るとしている。内覧を申し込む際にPCやスマートフォンなどから、顧客の意思に基づいて情報連携した登録済みの本人情報を使うことで、現住所や電話番号などの入力を簡素化。また、スマートロックにより不動産仲介会社の立ち会いなく効率的に物件を内覧することができるほか、引っ越し手配や電気・ガス・保険等の生活インフラサービスの手続きを一括化するという。

サービスは2020年度中の運用開始を目指しているようだ。


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