この記事の3つのポイント!・南欧スロベニアがドバイ万博で世界初の「国として」NFTを発行
・デジタル3Dの展示物や、360度パノラマの高精細写真などのNFT
・ドバイ万博スロベニア展に来訪した人に配布予定

南欧スロベニアが、来月開催されるドバイ万博に向けて世界で初めて「国として」NFTを発行する予定であることが判明しました。

10月1日に開催されるドバイ万博(EXPO Dubai 2020)で、スロベニアは自国の企業や観光地の功績をアピールするために独自のNFTを発行し、スロベニア展示館に訪れた人にNFTをプレゼントする予定です。

展示館では、来場者全員が自分のデジタルウォレットを作れるよう準備がされており、

  • ユニークなデジタル3Dの展示物
  • 360度パノラマの高精細写真を集めたもの

の2種類のNFTが配布予定となっています。

今回のNFT発行は「スロベニア経済開発・技術省」、起業・投資促進のための公的機関「SPIRIT」、「リュブリャナ・テクノロジーパーク」などの協力により実現したとされています。

スロベニアの国務長官シモン・ザジク氏は、

“「このプロジェクトによってスロベニアは、未来の技術としてブロックチェーンの開発を理解している最も先進的なデジタル国家の仲間入りすることになる – 引用元:total slovenia news」”

と今回の取り組みに対する意気込みを語りました。

 

Expo 2020 Dubai(ドバイ国際博覧会)

コロナの影響で開催が1年延期された「ドバイ国際博覧会」は、2021年10月1日〜2022年3月31日の間、UAE(アラブ首長国連邦)ドバイで開催されます。

万博のテーマは「Connecting Minds, Creating the Future(心をつなぎ、未来を創る)」となっており、各国がテーマに合わせて様々な展示を行い、想定入場者数は約2500万人となっています。

日本館は「アイディアの出会い」というテーマのもと、日本の原風景や日本の歴史、現代日本のテクノロジーなどのカテゴリーで様々な展示を行う予定です。

日本館レストランでは「スシロー」が中東で初めての出店をし、開催地ドバイに合わせてイスラム教徒が食べられるハラル食材が使用されます。

 

南欧国「スロベニア」

イタリアの北東に位置する南欧スロベニアは、国土が日本の四国ほどの大きさで、オーストリアやクロアチア、ハンガリーと隣接した山々に囲まれた国です。

スロベニアの主なデータは、下記です。

  • 人口:約209万人
  • 首都:リュブリャナ
  • 言語:スロベニア語
  • 宗教:カトリック、イスラム、セルビア正、プロテスタント、その他
  • 元首:ボルト・パホル大統領
  • 通貨:ユーロ

暗号通貨データを提供する「Crypto Head」が、ビットコインATMの数、法律、国民の関心度などの指標から算出した、仮想通貨の採用準備が整っている国ランキング「Crypto-Ready Index」で、スロベニアは7位にランクインしています。

Crypto Headのデータによると「10万人中、1年間で暗号通貨情報をGoogle検索した人数」では、日本が598人なのに対して、スロベニアは21,849人となっており、国民全体が暗号通貨に高い関心を持っていることがわかります。

記事ソース:total slovenia news外務省cryptohead

 

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