ユニスワップ財団が総額180万ドル(約2.6億円)の助成金プログラムの第一弾を発表しました。

上記プログラムでは「プロトコルの成長」「コミュニティの成長」「ガバナンス管理職」の3つのカテゴリーで合計14プロジェクトに助成金が付与されます。

今回、支給額全体の90%を占める約162万ドルが付与されるUniswap Diamondは、ユーザー体験とデータにおいて主要な中央集権取引所と直接競合することで、シェア拡大を目的とするプロジェクトです。

同プロジェクトは、ユニスワップのトレーダーが分散型取引所の利点を維持しながら、成行注文、指値注文、LPツールなど中央集権型取引所と同等の利便性の確保を可能とすることを目的に、APIやSDK、インターフェースを提供していくとしています。

「コミュニティの成長」分野では、Ivan Kuznetsov氏が最高額の20,000ドルを授与。同氏はUniswap v3開発コース(最終レビュー中)を手がけており、開発者がWeb2開発からWeb3開発へシームレスに移行するための教育リソースの作成を行なっています。

また、多くの日本人メンバーが在籍するメタバースプロジェクトPhiも助成金の対象プロジェクトとして選出されました。

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ENSドメインに基づいて作成されたメタバース空間に、オンチェーンアクティビティに基づいたオブジェクトを配置できるPhiは、ユニスワップで3万件以上のスワップを促したとしています。

「ガバナンス管理職」分野では、米国内最大のWeb3学生組織の1つであるPenn Blockchainが16,000ドルを獲得しました。

ユニスワップを含む多くのDeFiプロトコルでアクティブなガバナンス参加者として活動する同コミュニティは、これまでの知見を活かしユニスワップのデリゲーションシステムの状態を調査し、研究報告書を作成するとしています。

Uniswapの収益(9/21)。184万ドル(約2.7億円)/日の利益を記録している | 画像引用元:https://cryptofees.info/

Ethereumに次ぐ第2位のブロックチェーンプロトコル収益を誇るユニスワップは、先日、複数のNFTレンディングプロジェクトと協議を行なっていることを明かしました。

NFTのAMMプロトコル「sudoswap」との提携を予定するなど、今後のUniswapの動向に注目が集まります。

記事ソース:mirror

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