Mastercardが暗号通貨を日常の支払い手段とするための取り組みに関する文章を公開し、主に下記5つの分野に注力していることを明かしました。

  • 暗号通貨カード
  • 暗号通貨向けサービス
  • ペイメント
  • ネットワーク上の暗号通貨
  • メタバースとNFT

Mastercardはこれまで複数の暗号通貨カードプログラムを実施してきており、米Geminiとの取り組みでは決済を行う毎にBTCやETHの報酬が獲得できるクレジットカードを手掛けました。

また、Binanceとの取り組みではアルゼンチン国内でBTC決済により最大8%の暗号通貨でのキャッシュバックが獲得可能なプリペイドカードを提供しています。

暗号通貨向けサービスに関して、ブロックチェーン分析企業CipherTrace社を買収し900種類の取引データ分析技術を取得。同技術を利用しMastercardはセキュリティプラットフォーム「Crypto Secure」を公開し、不正を起こす可能性の高い取引を簡単に特定し拒否できるソリューションを提供しています。

ネットワーク上の暗号通貨について、Mastercardは昨年、特定の暗号通貨を同社のネットワークで直接サポートすると発表。現在計画は前進しているとしています。

メタバースとNFT領域では、Mastercardは同分野のパートナシップ拡大に努めており、CoinbaseのユーザーはMastercardでNFTの支払いが可能に。今年6月にはImmutable X、The Sandbox、Nifty Gatewayなど複数のNFTプロジェクトに同機能を提供する計画を発表しました。

Mastercardの暗号通貨・ブロックチェーングローバルヘッドのRaj Dhamodharan氏は下記コメントを出しています。

“「私たちはすでに、ワンタップやワンクリックで支払いができる、信頼できるグローバルネットワークを運営しています。これは、クリプト経済が次の100万人のユーザーを、あるいは次の10億人をサポートするために必要なものです。私たちは、これらの中核的な分野に優先的に取り組み、人々がクリプトエコシステムにさらにアクセスできるようにし、エコシステムが革新と成長を続けるのを支援できることを嬉しく思っています。」”

先月9月、金融アプリ「hi」は、Mastercardの提供するNFTアバターカスタマイズ機能を搭載した世界初のデビットカードを発表しています。

記事ソース:Mastercard

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