TradingViewが提供するデータによれば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめとする暗号資産の合計時価総額(Crypto Total Market Cap)は現在、昨年11月以来の水準である1兆ドルを超えて推移しています。

データソース:TradingView

昨年11月に暗号資産市場全体が大きく下落した原因は、大手暗号資産取引所のFTXおよび姉妹会社のAlameda Researchが破綻することとなった一連の事件です。

事件以来、暗号資産の時価総額は年末にかけて低調に推移していました。

しかし年初から徐々に相場が回復し始め、1月20日には1兆ドルに復帰、29日には事件の直前の高値を更新しました。

暗号資産時価総額の40%以上を占めるビットコイン(Bitcoin)ネットワークでは、一年以上BTCの価格が下落傾向であった一方、Difficulty(採掘難易度)は最高値を更新し続けています。

データソース:Blockchain.com

Difficulty(採掘難易度)とは
Bitcoinネットワークのハッシュレート(計算能力)に基づいて、新しいブロックが生成される際の難易度を決定するもの。ネットワークが正常な速度でブロックを生成するために、ネットワーク全体のハッシュレートに応じて定期的に調整される。

Difficultyの上昇は、Bitcoinネットワークのハッシュレートが増加していることを示し、間接的には、より多くのマイナーがネットワークに参加していることを意味します。

また最近では、大手Web2企業がWeb3やNFT事業に参入するケースも散見され、暗号資産市場にとってポジティブなニュースも増えつつあります。

ソース:TradingViewBlockchain.com

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