大手仮想通貨取引所Huobiが「Huobi Hong Kong(香港)」を立ち上げ、香港ユーザーへの仮想通貨取引サービス提供の準備を進めていることを明かしました。

Huobi Hong Kong(以下:Huobi HK)では、BTC、ETH、TRX、SOLなど主要な10通貨に加えて複数の仮想通貨の取引サービスが提供予定としており、現在Huobi HKのアドレス(https://www.huobi.com/zh-hk/exchange/)では、数百以上の通貨がリストされていることが確認できます。

香港では、6月1日より香港証券先物委員会(SFC)が制作したガイドラインが施行予定。仮想通貨取引サービスを提供する事業者にはSFCへの登録の義務化や規則の遵守が必要となり、すでに香港最大規模のバーチャルバンクZA銀行や仮想通貨取引所OKXは香港でのサービス提供開始に向けて準備を進めています。

2022年10月に香港のファンド「About Capital Management’s M&A Funds(百域资本)」に全株式の売却を実施したHuobiは、以前から香港進出に向けて認可取得作業を行なっていることを明かしており、今回の取り組みにより他の競合企業と共に香港進出に向けたフェーズをさらに前進させました。

香港全体で進むWeb3.0領域への取り組み

ガイドラインの制作/施行以外にも、香港では政府機関による規則の整備や取り組みが進められています。

今年4月には、政府機関やTikTok運営会社等が参加するWeb3.0協会、ファンドが香港で設立。5月には、香港金融管理局(HKMA)がデジタル香港ドルのパイロット実験プロジェクトを開始しています。

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本日SFCより公開された「マネーロンダリングおよびテロ資金供与対策ガイドライン」の中で、金融機関に対して8000元(約16万円)以上に相当する仮想通貨の譲渡や交換を行う顧客へのデューデリジェンスの実施が求められるなど、香港では規制面での取り組みも順次進められています。

記事ソース:Twitter、資料

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