仮想通貨取引所大手Binance(バイナンス)が、ステーブルコインBUSD(Binance USD)の取扱いを終了することを発表し、2024年2月までに通貨の変換をするよう促しました。
上記の決定の理由について同社は、Paxos社がBUSDの新規発行を停止したためと説明。今年2月、米証券取引委員会(SEC)は、投資家保護法違反の観点からPaxosに対して執行措置を取る可能性を示す「Wells Notice」を発行し、さらに同日にニューヨーク金融サービス局(NYDFS)はPaxosに対してBUSDの新規発行を停止するよう命じていました。
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バイナンスは、現在BUSDを保有しているユーザーに対して、1:1の割合で「FDUSD(First Digital USD)」に交換することを推奨。FDUSDは2023年6月に導入された通貨で、香港に本社を置く金融会社「ファースト・デジタル・リミテッド」の子会社が発行する準備金担保型のステーブルコインです。
昨今、ステーブルコインの周辺で比較的大きな動きがとられています。
今月上旬には、ペイパルが米ドル連動のステーブルコイン「$PYUSD」を発表。今月下旬にはステーブルコインUSDCの発行体に関して、コインベースとCircle社の共同コンソーシアム「Centre」が解体され、Circle社単独へ変更されることが発表されました。
BRICSを中心に米ドルから脱却する方針が強まるなか、法定通貨とも大きな関わりを持つステーブルコインの今後の動向に注目が集まります。
記事ソース:Binance
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