タイ最大の仮想通貨取引所を運営するBitkub Capital Group Holdingsが、IPO(新規株式公開)を計画していることが明らかになりました。現在同社の評価額は60億バーツ(約250億円)とされています。

同社CEOのJirayut Srupsrisopa氏はBloombergとのインタビューで2025年にタイ証券取引所への上場に向けて、財務アドバイザーの雇用など準備を進めていることを明かしています。

Bitkubでは現在100種類以上の通貨の現物取引が提供されており、その取引ボリュームは直近24時間で*約8,400万ドルに達しています。*CoinMarketCap参照

タイ市場のシェア獲得に向け競争強まるか

人口約6,600万人のタイでは1,320万人の仮想通貨ユーザーがいるとされ、複数社が同市場で仮想通貨取引所サービスを提供しています。

Zipmex、Bitazza、韓国のUpbitもタイで取引所サービスを展開するなか、注目を集めているのがBinanceカシコン銀行です。

世界最大手の仮想通貨取引所BinanceはGulfとの合弁会社Gulf Binancを設立し、今年よりタイでのサービス提供を開始しています。

また、タイ大手カシコン銀行グループは、昨年子会社 (Unita Capital) を通じてタイ仮想通貨取引所orbix(旧Satang)を買収。同銀行は、現在、orbixを通じて40種類以上の仮想通貨の現物取引を提供しており、直近24時間の取引ボリュームは58万ドル(約8,800万円)を記録しています。

記事ソース:Bloomberg資料statista

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