Bitwiseの最高投資責任者(CIO)であるマット・ホウガン氏が、5月中の現物型イーサリアムETFの承認可能性は低いとForbesのインタビューにて述べました。

Bitwiseは先月末にブラックロック、フィデリティ、Ark 21 SharesなどビットコインETFを提供している大手企業らと並び、SECに現物型イーサリアムETFを申請しました。これらの申請の多くが5月中に承認期限を控えています。

上記状況の中でホウガン氏は、イーサリアムETFの承認が5月中に行われる可能性は低いとの見解を示しました。

同氏はイーサリアムETFの実現に自信を持っているものの、調査不足や伝統的な金融市場がビットコインの消化を始めたばかりである点を理由に、12ヶ月後にローンチを行った方がよりイーサリアムETFは成功するとの考えを示しました。

ホウガン氏は、市場はイーサリアムのDencunアップグレードを過小評価していると指摘。Dencunによって手数料が大幅に削減されビジネスの規模が1,000倍以上拡大する可能性があるとし、イーサリアムの将来に大きな期待を寄せました。

4月のETHの動向とは

大手仮想通貨取引所BitgetのアナリストRyan Lee 氏は、まもなく訪れるビットコインの半減期によるボラティリティの上昇とイーサリアムETF承認をめぐる動きによって、4月の$ETHの価格は3,300ドル〜4,800ドルの範囲で大きく変動する可能性があると予測しました。

また、SECによって$ETHが証券とみなされた場合、$ETHは市場のパニックにより下落する可能性が高いとし、この場合現物型イーサリアムETFの承認可能性が大幅に低下するとの考えを示しています。

現物型イーサリアムETF (iShares Ethereum Trust) 上場のためNasdaqが申請している取引ルール変更についてSECがパブリックコメントを募集している件について、Metamask開発企業のConsensysはコメントを出しており、ビットコイン・ベースのETFよりも安全性が高いと主張しています。

ビットコインに続くトップ規模の仮想通貨であるイーサリアムの今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:Forbes

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