現地時間4月1日の最新データによると、米市場で提供される現物型ビットコインETFにおいて資金の流出額が流入額を上回ったことが明らかになりました。全体として8580万ドル(約130億円)の資金が流出しています。

BitMEXの報告によると、4月1日に最も多くの資金が流入したのはブラックロック(iShares)のIBITで、流入額は1.65億ドルに達しました。これに続くのはフィデリティのFBTCで流入額は4,400万ドルです。

一方、グレースケールのGBTCからは3.02億ドルの資金が流出しています。

GBTCからの資金流出は継続的に発生しており、他社が期間限定で手数料0%のキャンペーン等を実施する中、GBTCでは1.5%の手数料が設定されていることがこの流れを継続/加速させている背景であることが窺えます。

ビットコインETFの取引量は前月比+260%に

今年1月中旬に米で取り扱い開始となった現物型ビットコインETFの取引量は大幅に増加しています。

先月3月の同商品群の取引高は*1,110億ドルを記録。これは、2月の*420億ドルから+260%以上の増加割合となっています。*The Block参照

現在、米国以外でも現物型仮想通貨ETF上場/取り扱いに関する動くは進められており、香港では10社以上のファンドによって現物型仮想通貨ETFのローンチに向けた準備が進めらていることが明らかとなっています。

規制の明確化や秘密鍵等の管理コスト削減、税制的な優遇などが期待できる現物型ビットコインETFの資産ブランドは向上を続けており、今後さらに大手のプレイヤーが参入してくる可能性を持っています。

記事ソース:The Block

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