モノのインターネット(IoT)の次の段階として、スマートデバイスから取得した実世界のデータをブロックチェーン上で安全に記録・共有できる分散型プラットフォームを提供するIoTexが、DePINエコシステム開発のため各VCファームから総額で75億円の出資を受けることを発表しました。

IoTexのプラットフォームでは、スマートフォンのセンサーデータ、自動車の走行データ、ドローンの空撮映像など、デバイスから発信される実世界の情報をブロックチェーン上に直接記録できます。このデータは改ざんが困難な分散型台帳に記録されるため、高い信頼性が担保されます。

さまざまな産業でIoTデータを活用し、新しいWeb3アプリケーションやサービスを生み出せるという点が、投資家から高く評価されています。例えば、自動運転の安全性を大幅に高められたり、よりパーソナライズされたヘルスケアサービスを提供できるなどの可能性があります。

今回IoTexに投資をしたVCの一つ、SNZキャピタルのKeith Chen氏は「IoTexはこの新しい分野を牽引する存在です。私たちはIoTexのモジュール式インフラ上に構築されるプロジェクトにも大きな期待を寄せており、DePINの残り2024年と今後の飛躍的な成長を確信しています」と語っています。

実際、すでに100程のプロジェクトがIoTexのプラットフォーム上で参加しており、自動車、都市マッピング、グリーンエネルギー、フィットネスなど、さまざまな領域での実証実験が行われています。今回の投資資金は、さらなるイノベーションの加速に使われる予定です。

ボーダーレスキャピタルのAlvaro Gracia氏は「私たちは最も活発なDePINインベスターであり、IoTexとそのエコシステムに投資し、DePINプロジェクトの充実と発展に寄与することを喜ばしく思っている。私たちはIoTexと協力し、活気に満ちた急成長中のコミュニティに貢献することを心待ちにしている」と語っています。

5,000万ドルという巨額の投資額は、投資家たちがIoTexの持つ技術的なポテンシャルと、DePIN分野の将来的な成長可能性が強く評価されていることを示しています。
今回の出資を受けて、IoTexはDePINエコシステムの拡大とイノベーションの加速が期待できるでしょう。

実用化に向けてさらなる技術の発展と、多様な産業でのユースケース創出が重要になってくると思われます。DePINという新しい分野の立ち上がりと今後の展開に大きな期待が持てるニュースだったと言えるでしょう。

記事ソース:PR Web

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