米市場での現物型ビットコインETFからの資金流出の勢いが衰えを見せました。5月2日の11社のETF商品からのトータルでの資金流出は流入額を上回ったものの、過去最大の流出額となった5月1日より94%減の流出量となっています。
Farside Investorsのデータによると、5月2日にはトータルで3,440万ドルがビットコインETF商品群から流出。
ブラックロックやフィデリティなど金融大手のETF商品への資金流入や流出は発生しておらず、グレースケールを除く他社のいずれもマイナスを記録しませんでした。グレースケールの$GBTCからは5,490万ドルが流出しています。
1月中旬に米SECによって承認された米市場の現物型ビットコインETFは、これまで強気相場の要素の1つとして挙げられており、伝統市場の投資家を仮想通貨市場に間接的に参入させてきました。
ビットコインが60,000ドルを下回るなど不穏な動きを見せるなか、5月1日には11社のETF商品から1日での額として過去最大となる約875億円が流出しました。
上記は、同時期に香港で中国大手資産運用会社などが手掛ける現物型のビットコインETFが証券取引所にて取引開始されるなかでの出来事。
投資アドバイザー企業ETF Storeの社長を務めるネイト・ジェラシ氏は、SPDRゴールドETFはこれまで30億ドルの資金流出が起こっているものの、ゴールドは前年比で16%上昇している例を挙げながら、ETFへの資金流入額は直線的に増加するものではないとの考えを示しています。
関連記事:香港でビットコイン、イーサリアムの現物型ETFが取引開始
記事ソース:Farside Investors
The post 米ビットコインETF、流出額が減少|前日比94%減に appeared first on CRYPTO TIMES