ブラジルの証券規制当局であるCVM(Comissão de Valores Mobiliários)は、今週新たにソラナETF(上場投資信託)を承認しました。
今回承認されたソラナETFは、ブラジルを拠点とする資産運用会社であるHashdexによって提供され、現在、運用開始前の段階にあります。今月初めには、QR Assetが作成し、管理会社のVortxが運営するブラジル初のソラナETFもCVMによって承認されていました。
これで、8月にブラジルで承認されたソラナETFは2つ目となります。一方、米国では同様のETFの承認に向けた道のりが依然として不透明です。
先行き不透明な米国におけるソラナETF
米国では、VanEckと21Sharesが6月にソラナのスポットETFを申請しましたが、依然として承認に至っていません。VanEckのデジタル資産調査責任者であるマシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏は、今月初めにブラジルでのソラナETF承認を受けて、米国での承認も「時間の問題」だと発言しました。
しかし、最近の動向によると、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイトにETFに関する申請書類が掲載されておらず、これが原因で申請が事実上無効となる可能性が指摘されています。
BloombergのETFアナリストであるエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏は、「ハリス氏が勝利した場合、ソラナETFが承認される可能性は極めて低く、私が思うに唯一の希望はトランプ氏の勝利の場合」と述べており、2024年の大統領選挙の結果がこの問題に影響を与える可能性があると示唆しました。
一方で、VanEckのシーゲル氏は、同社のソラナETF計画は依然として「進行中」であると強調しました
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