ビットコインは直近24時間で4%下落し、記事執筆時点では56,000ドル台で推移しています。

今後の値動きが注目される中、仮想通貨取引所Bitfinexは最新のレポートで米国で実施の見込みが高まっている利下げがビットコイン価格に与える影響について分析しました。

利下げが実施された場合、Bitfinexはビットコイン価格の15〜20%の下落を見込んでいます。その場合、底値は40,000〜50,000ドル台となると同社は予想しています。

利下げは一般的にリスク資産への投資を促進するとされていますが、Bitfinexは利下げの規模によってビットコインへの影響が異なると指摘。

0.25%の利下げは、緩和的な金融政策への転換を示唆し、市場に安心感を与える可能性があり、これにより流動性が増加し景気後退への懸念が和らぐことでビットコインの長期的な価格上昇につながる可能性があるとしています。

一方、より積極的な0.5%の利下げは短期的には価格急騰をもたらす可能性があるものの、市場に景気後退懸念を植え付ける可能性も孕んでおり、その結果、一度上昇した後に調整局面を迎える可能性も考えられるとBitfinexは述べています。

同社はさらに、ビットコインとS&P500などの伝統的なリスク資産との相関関係の高まりを指摘し、世界のマクロ経済状況が引き続きビットコイン価格に影響を与えると予想。最近の米国経済指標では第2四半期のGDP成長率が上方修正されるなど景気後退懸念は後退しつつあるなかで引き続き世界経済の動向に注視が必要であるとしました。


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米ドルは流動性不足か

FRBの利下げ示唆にも関わらずビットコイン価格が低迷している理由について、BitMEX創業者のアーサー・ヘイズ氏は、翌日物リバースレポ(RRP)金利と短期国債利回りの逆転現象に着目した分析を展開しました。

現在、RRP金利は短期国債利回りを上回っており、マネー・マーケット・ファンド(MMF)が利回りの高いRRPに資金をシフトさせている状況です。ヘイズ氏は、この資金移動が市場のドル流動性を低下させ、リスク資産であるビットコインへの投資意欲を削いでいると指摘しています。

ジャクソンホール会議以降、RRP残高は約1,200億ドル増加しており、ヘイズ氏はこの状況が短期国債利回りがRRP金利を上回るまで続くと予想。ビットコイン価格低迷の要因が流動性不足にあるとの見方を示しています。

記事ソース:Bitfinex

The post ビットコイン、利下げで15〜20%下落の可能性| 底値は4万〜5万ドルか appeared first on CRYPTO TIMES