11月25日(現地時間)、米国で提供されている現物型ビットコインETFから4億3,838万ドル(約670億円)の資金が流出しました。これは大統領選挙後の期間で最大規模の流出となります。
ビットワイズのBITBからの流出額は2億8,000万ドルと最も大きく、次いでグレイスケールのGBTCが1億5,820万ドル、フィデリティのFBTCが1億3,470万ドルの流出を記録。アークと21シェアーズのARKBからも流出しています。11月7日には史上最大額の資金流入が発生していました。
先日、現物型ビットコインETFのオプション取引が開始され、ブラックロックの$IBITのオプションのエクスポージャーは約20億ドルに達しました。35万を超える契約が行われ、その大半は将来の購入権利を契約時点の価格で保有できるコールオプションでした。
ブルームバーグのシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏はオプション取引開始について「20色ほどの色を与えたようなもの」と表現し、トレーダーや機関投資家にとって今後様々な投資戦略が可能になるとコメントしています。
バルチュナス氏はさらに、ビットコインETFオプションの取引開始は市場全体の流動性向上に寄与しこの流動性の向上が「大口投資家を引き寄せるエサ」となると説明しています。
SoSoValueのデータグラフからも確認できるように、近年のビットコインETF市場では資金の流出入の規模が大きくなっている傾向が見られます。引き続きビットコインETF市場に注目が集まります。
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