ビットコイン強気派の投資家として知られるアンソニー・ポンプリアーノ氏は、自身の番組でビットコインが将来的に100万ドルに到達する可能性があると述べました。同氏はビットコインが伝統金融分野に浸透し始めていることに注目しているといいます。
ポンプリアーノ氏は具体例として不動産企業Newmarkが提案した住宅ローンのアイデアを挙げました。この提案では住宅ローンを組み直す際に、修繕費だけでなくビットコイン購入資金も調達できる仕組みを導入し、ビットコインが担保の一部として利用されます。同氏はこのような不動産とビットコインの組み合わせが市場に新たな可能性をもたらすと述べました。
さらに、Cardone Capitalが昨年末に発表した不動産ビットコインハイブリッドファンドにも同氏は言及。このファンドは不動産の安定性とビットコインの成長可能性を組み合わせたもので、得られるキャッシュフローでビットコインを追加購入する仕組みです。
ポンプリアーノ氏は、400億ドル規模を誇るブラックロックの債権ファンドBSIIX(BlackRock Strategic Income Opportunities Fund)がビットコインETFに投資した事例も紹介しました。同氏によればBSIIXの動きはビットコインと債権の融合を意味しており、ビットコインがより広範な資産ポートフォリオに組み込まれる兆候だと述べています。
最後に生命保険分野におけるビットコイン活用としてMeanwhile社のビットコイン生命保険を同氏は取り上げました。この保険商品は保険料や保険金の支払いがビットコインで行われる仕組みで、ビットコインの価格上昇の際の利益だけでなく税制面でのメリットも享受できるとされています。
ポンプリアーノ氏はビットコインへの次なる大きな資金流入はこうした金融商品を通じて発生すると予想。多くの人が資産ポートフォリオの1~5%しかビットコインに投資していない一方、不動産や債権、生命保険には5%以上を投資している点を指摘し、これらの商品が間接的にビットコインへの資金流入につながるとしました。
記事ソース:Youtube、Cardone Capital、BlackRock
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