ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、自身が議長を務めている間は米国で中央銀行デジタル通貨(CBDC)が発行されることはないと明言しました。

パウエル議長の発言は、バーニー・モレノ上院議員による「CBDCを発行する可能性に関する懸念」に対する回答として行われました。

パウエル議長は2024年3月の金融政策に関する上院銀行委員会の公聴会で、FRBがCBDCを発行する可能性を否定する公式声明を発表していました。また、ステーブルコインに注力するドナルド・トランプ大統領は1月、連邦機関がCBDCの開発を進めることを禁じる大統領令に署名していました。

さらに、FRBのクリストファー・ウォーラー理事は2024年、米国の決済システムにおけるCBDCの必要性について懐疑的な見方を示しており、これは2021年の立場と変わらないものとなっています。

パウエル議長の発言はFRBのCBDCに対する慎重な姿勢を改めて示すものといえ、民間セクターが金融イノベーションを主導することを支持するFRBの姿勢を浮き彫りにしたものと言えるでしょう。

情報ソース:CNBC

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