先週、仮想通貨の上場投資商品(ETP)から4.15億ドルの資金が流出し、大半は米国市場の商品から発生したことがCoinSharesによって報告されました。
Coinsharesは、米国のインフレ・データが予想を上回ったことや、パウエルFRB議長が議会会合でよりタカ派的な金融政策スタンスを示唆したことが、流出の引き金となった可能性があると指摘しています。
資金フローの詳細を見ると、ビットコイン (BTC) が4.3億ドル、イーサリアム (ETH) が700万ドルの流出を記録しました。一方で、ソラナ (SOL) は890万ドル、エックスアールピー (XRP) は850万ドルの資金流入を記録し、特にSOLとXRPの流入額はBTCやETHを上回る結果となりました。
XRPでは現在、現物型ETF(上場投資信託)の承認プロセスに新たな進展が見られています。
米国証券取引委員会 (SEC) は、グレースケールが申請したXRPの現物ETFに関する19b-4フォームを承認しました。これにより、SECによる審査プロセスが正式に開始され、最大240日以内に承認または拒否の決定が下される予定です。最終期限は2025年10月中旬とされています。
今後のSECの判断次第では、XRPの価格動向や市場のセンチメントにも影響を与える可能性があり、引き続き注目が集まっています。
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