分散型金融(DeFi)プラットフォームAaveの分散型自律組織(Aave DAO)は、6か月間の試験的プログラムとして、毎週100万ドル相当のAAVEトークンを買い戻す提案を可決しました。
買戻しは4月9日から開始され、週ごとに市場からAAVEを取得することで流通トークンの供給を減らし、価値向上と長期的インセンティブの強化を図る方針です。
初期フェーズとして約1か月分にあたる400万ドル相当のaEthUSDT(Aave版USDT利息付きトークン)が財務から割り当てられます。今回の買戻しは、Aaveが提唱する「Aavenomics」に基づくトークノミクス見直し計画の一部とされ、流通量削減によるAAVEトークンの価値向上が期待されています。
コミュニティからは長期的価値向上を期待する声が多く、提案には約43万9000票の賛成票が集まり、反対は約2000票にとどまりました。必要定足数の32万票を大きく上回る圧倒的支持で可決されたことになります。
新設されたAave Finance Committee(AFC)が財務運用と買戻しの実行を監督し、予算内で計画通りに買戻しを行うとともに、必要に応じて戦略の調整を行う役割を担います。将来的にはアップデート版のAave Swapperコントラクトを導入して買戻しを自動化し、より効率的な運用を進める計画も議論されています。
情報ソース:The Coinrise
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