ドバイを拠点とするサヒル・アローラ氏が、ミームコインの「ラグプル」(出口詐欺)を「最も簡単な金儲けの方法だ」と公言し、物議を醸しています。ニューヨーク・ポスト紙の最近のインタビューで、同氏は自身の詐欺的手法を詳細に語りました。
ラグプルとは、開発者が価値のないミームコインを作成し、誇大な宣伝で価格を吊り上げた後、保有トークンを売却して利益を確定し、プロジェクトを放棄する手口です。アローラ氏は、この手法で数百万ドルを稼いだとされ、「私に資金を持ち逃げされなくても、どうせ他の誰かにされる。実績のある人物にされた方がマシだろう」と持論を展開しています。
アローラ氏は、元オリンピック選手のケイトリン・ジェンナー氏など複数の著名人に関連するミームコインを利用した詐欺に関与したと非難されていますが、その後も活動を継続。2025年2月には「BROCCOLI」というトークンを発行し、売却によって650万ドルを得たと報じられています。
専門家は、こうしたミームコイン市場の危険性を指摘しています。ベテラン暗号資産投資家のカイル・シャッセ氏は、この市場を「ハウス(胴元)が99%勝つカジノ」と表現。また、別の専門家は、ミームコインの価格上昇は宣伝による一時的な需要に過ぎず、「一人が儲けるためには、他の誰かが損をする仕組みだ」と警鐘を鳴らしています。
情報ソース:NYpost
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