中東の地政学的リスクに対する懸念が後退する中、暗号資産ファンドへの資金流入が9週連続でプラスを記録しました。CoinSharesの最新レポートによると、先週の流入額は19億ドルに達し、年初からの累計流入額は過去最高の132億ドルとなりました。

特にビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)がこの流れを主導しました。ビットコイン関連の投資商品には13億ドルの資金が流入。2週間続いた資金流出から力強い回復を見せました。

イーサリアム関連商品も好調。週間で2月以来の最高額となる5億8300万ドルが流入し、累計の流入額は20億ドルに達しました。

その他のアルトコインでは、リップル(XRP)関連ファンドが3週間の流出を経て1180万ドルの流入を記録。スイ(Sui)も350万ドルの流入で上昇傾向を維持しています。

地域別に見ると米国が19億ドルの流入で全体を牽引しました。ドイツやスイス、カナダなど他の西側諸国でも資金流入が続いており、欧米市場における機関投資家の強い信頼感がうかがえます。一方で、香港やスウェーデン、ブラジルなど一部の地域では資金の流出が報告されており、市場の動向が地域によって異なる様相を呈しています。


情報ソース:CoinShares

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