米国証券取引委員会(SEC)が暗号資産ETFの承認プロセスを迅速化する新しい上場基準を検討していることが明らかになりました。この動きは市場の透明性を高め投資家にとっての選択肢を広げるものとして、関係者から大きな期待が寄せられています。

報じられた内容によると、新基準ではETF発行体は個別のルール変更申請を行う必要がなくなります。原資産となる暗号資産が時価総額や流動性といった事前に定められた条件を満たしていれば、登録届出書を提出し75日間の審査期間を経るだけでETFの上場が可能になる見通しです。これによりこれまで時間を要していた承認プロセスが大幅に短縮され手続きも簡素化されます。

ブルームバーグのETFアナリストをはじめとする市場専門家は、この動きを「非常に良いニュース」と高く評価。規制の道筋が明確になることで、これまで承認が難しかった多くの暗号資産にもETF化の道が開かれるとの見方を示しました。専門家は最終的な基準は上位50位までの主要な暗号資産の多くが対象となる程度に設定されると予測しています。

この期待感を背景にすでにグレイスケール社の暗号資産バスケットファンドがETFへの転換承認を受けています。

今後、ソラナ(SOL)やリップル(XRP)といった他の主要銘柄のETF承認に向けた動きが加速する可能性があります。また、複数の資産を組み合わせたポートフォリオ型ETFなど新たな商品開発が促進されることも期待されます。


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