著名投資家のビル・ミラー氏は、イーサリアムやソラナのようなプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用するブロックチェーンは「最終的に勝利する可能性は低い」との見解を示しました。また、ビットコインのプルーフ・オブ・ワーク(PoW)設計が持つ耐久性は他のネットワークにはないと主張しました。
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ミラー氏はPoSのガバナンスを問題視しています。PoSは「ブロックチェーンに大きな利権を持つ者が決定権を握る」仕組みであり「現在の社会の仕組みと全く同じで、技術革命ではない」と述べました。
対照的に、ビットコインのPoWは「ゲームチェンジャーとなる技術」だと評価。新規発行にかかるエネルギーコストがネットワーク全体の完全性を支えていると指摘します。
同氏は最近のイーサリアム市場の上昇は米国の規制動向による短期的なものだと分析。CLARITY法案などの進展がPoS資産を「分散型」と定義しているものの実態は異なると主張しました。
将来の展望として、ミラー氏は「20年か30年後には、すべての企業がビットコインを財務資産として保有する会社になるだろう」と予測しました。また、ビットコイン関連商品をポートフォリオに加える投資家が、そうでない投資家を上回る成果を上げるとの見通しも示しました。
PoS技術が持続的な優位性をもたらすかについては「まだ分からない」と結論づけています。
情報ソース:CNBC
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