
決済大手のVisaが、2025年第2四半期に2億ドルを超えるステーブルコイン決済を処理したことを明らかにしました。この決済量の増加は同社が拡充した週7日稼働のステーブルコイン決済プログラムが貢献したものです。
VisaのCEOであるライアン・マキナニー(Ryan McInerney)氏は、この決済額について「有意義な規模ですが当社の総決済量に比べればまだ控えめです」としながらも「まだ初期段階ですが真の可能性があると見ており、長年にわたりステーブルコイン分野に投資してきました」と語り、将来性への強い期待を示しました。
同社は処理時間の遅延といったグローバル決済における非効率性を解消するため、プログラマブル決済ツールの開発を進めています。その基盤となるのが「Visa Tokenized Asset Platform」です。これにより、銀行やフィンテック企業は独自のステーブルコインを発行したり自動支払いや時間指定送金といったプログラム可能な金融商品を開発したりすることが可能になります。
ステーブルコインの本格的な普及に向けて、マキナニー氏は規制の明確化が極めて重要だと強調。米国やその他の地域における規制整備の進展がトークン化された決済の利用拡大につながることに楽観的な見方を示しました。
情報ソース:Visa
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