グローバルなビットコインATM関連市場が、さまざまな要因によって好調であると仮想通貨情報サイトのコインデスクが報じている。

報道によれば、ベネズエラのように政治的かつ財政的不安の強いラテンアメリカの地域ではいくつかの組織が実際に少額の仮想通貨を無料配布することで見込みユーザーに訴求しており、ダッシュ(DASH)などの仮想通貨を利用するためのビットコインATMへの需要が生まれていると取材している。また、ビットコインATM運営企業Athena Bitcoinのラテンアメリカ事業担当者は、ビットコインATMは新興市場に参加するさまざまなユーザーにとって「銀行の代替になりつつある」としている。

ビットコインATM台数を追跡している「コインATMレーダー」によれば、2015年1月時点では世界で471台と見積もられていたのに対し、現時点では4,213台が展開されているとみられる。足元では北米の設置台数が多いが、需要の高まりから今後ラテンアメリカへの拡大展開が予想される。

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