ブロックチェーンを用いたトークンエコノミーを導入する離島に特化したユーザー発信型のメディア『リトロコ』のオープンβ版が公開された。離島の持つ課題を解決するための情報発信をサポートする。

離島に関わる人が発信するCGM

リトロコは前身として『リトレンゴ』という離島ニュースメディアを運営していたが、姉妹メディアとしてユーザー発信型(Consumer Generated Media、通称CGM)をリリースした。

リトレンゴは離島に関わる人々が抱える課題を解決するためのメディアとして発足したものの、400を超える有人離島の情報をキャッチアップすることが難しかった。

そのため、離島に関わる人々が直接発信できるCGM型のリトロコを立ち上げ、離島に興味があるユーザーへのリーチを強める狙いがある。

離島への貢献にトークン

リトロコではユーザーのエンゲージメント(いいね、投稿する、コメント)をブロックチェーンで管理し、貢献度を可視化する。

ユーザーは貢献度に応じて独自トークン『リトコイン』を得る。

 

トークンの獲得数によってユーザーランキングを発表したり、トークンを多く獲得した離島はサイトのトップページに表示されるなど、インセンティブ効果が期待できる。

トークンによる価値交換機能を計画

リトロコは今後の展望としてアップデート計画を公開している。

  • 発行されたトークンを使った、価値交換システム
  • 掲示板形式での離島情報相談室
  • トークン数によってステータスを発行
  • トークンと島で使えるクーポンの価値交換をスマートコントラクトで実装
  • 投稿キャンペーンを実施
  • 6月ごろに正式に「リトロコ」オープン版をリリース予定

注目されるのはトークンを使った価値交換システムだ。ブロックチェーンで発行したトークンを利用し、提携した店舗で商品やサービスと交換できる機能による地域おこしなどが予想される。

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