世界的証券取引所であるナスダック上で仮想通貨の模擬取引が試験的に開始されたことがわかった。ビットコインなどを含む仮想通貨の取引ペアがペーパートレードとして確認された。

最初に報告したのは米国の計量アナリストCryptopolis氏で、TDAmeritradeを通じてナスダックのBTC取引ペアが確認できた事をツイッター上で報告。現状ではTDAmeritradeの利用ユーザーのみが確認できている状況で、利用ユーザーのLitecoin創業者チャーリー・リー氏も確認したという。

チャート上で確認できる取引ペアはビットコイン(BTC)とライトコイン(LTC)で、ティッカーシンボルは「CXERX」だ。

なお、TDAmeritradeのサポートへの取材で、現状ではビットコインの取引ペアは実際の取引ペアではなくペーパートレードであることがわかっているという。ビットコインの取引ペアが実際にはまだ取引されていないため、サポート側は詳細なコメントは控えている。

ペーパートレードとは実際の売買が行われず、架空の資金で取引の練習が行える取引。デモトレードとも呼ばれており、投資初心者などにトレードの練習目的で多く利用されている。

著名人も情報の信憑性を保証
ライトコイン財団の創設者であるチャーリー・リー氏も自身のTD Ameritrade口座からビットコインとライトコイン(LTC)の取引ペアがテストシンボルとして加えられていることを指摘している。

「まだペーパートレードであるためテストしている段階のようだが、そこにあるのは間違いない。」

世界的な証券取引所であるナスダックが正式に仮想通貨取引を開始する場合、仮想通貨に金融業界から再び着目が集まるきっかけになり得る重要な動きとなる。

(記事提供:コインポスト)
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