先月28日に岸田総理を交えて開催された「第13回新しい資本主義実現社会」でWeb3.0の環境整備に対する言及が行われました。

岸田政権は5年後の2027年度までにスタートアップへの投資額を昨年2021年の10倍以上となる10兆円規模を目指すとコメントし「スタートアップ育成5か年計画」について下記3つの柱を掲げました。

  • 第一の柱:スタートアップ創出に向けた人材・ネットワークの構築
  • 第二の柱:スタートアップのための資金供給の強化と出口戦略の多様化
  • 第三の柱:オープンイノベーションの推進

第二の柱の中で「Web3.0に関する環境整備」が必要項目として挙げられており、

  • 法人の期末時価評価課税を行わない (*暗号資産事業者が自ら発行する暗号資産を継続的に保有する場合)
  • 暗号資産に関わる会計処理について、公認会計士・監査法人による監査を受けられるような環境整備の促進
  • ブロックチェーンを基盤とする DAO(分散型自律組織)の便益と課題の早急な整理

等を目指すとしています。

また、人材に関して、国内ではブロックチェーン技術をはじめとする先端技術を担う人材を確保・育成を実施予定。国外に関しては、海外人材を呼び込み、国内外でWeb3.0人材の交流の機会を作っていくとしています。

昨今、シンガポールEUでの暗号資産に対する規制の整備が進んできており、今後この流れは世界各地で進んでいくことが予想されます。

記事ソース:首相官邸

画像引用元:Shutterstock

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