分散型取引所Uniswap(ユニスワップ)のコミュニティ内で、Uniswap V3をStarkNetに展開する提案が投稿されました。

Uniswap V3のStarkNetへ展開する提案 | 画像引用元:Uniswap Governance

上記提案は、Ethereumのプログラミング言語SolidityをStarkNetのプログラミング言語Cairoに変換するツール「Warp」を開発するNethermind社のDeven Matthews氏によって投稿されています。

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同氏は、Warpを活用してUniswap v3をStarkNetメインネットへ展開することを提案しており、Uniswap側のメリットとして下記を挙げています。

  1. 繁栄・成長しているエコシステムを使用して、zk-rollupでUniswapを展開可能
  2. Uniswapにおけるトランザクションのガスコストの削減が可能
  3. Ethereumとの連携を維持しながら、EVMを超えて拡張が可能
  4. StarkNet 上に構築されている多数の新しいツールとの相互運用性を獲得可能
  5. オラクル対応など、StarkNetの計算スケーラビリティが可能にするv3アプリケーションの可能性を獲得可能
  6. ネイティブなAccount Abstractionへのアクセスが可能

Account Abstractionとは、Ethereumのコミュニティを中心に議論されている仕組みで、Account Abstractionの仕組みが実現することで、任意のトークンで手数料の支払いが可能となったり、秘密鍵が不要になるなどの利点が得られるとしています。

昨日、StarkNetを手掛けるStarkWare社は、Cario 1.0を初公開。開発者はプログラムの作成とテストが可能となっています。

現在、チェーンを除く全プロコトル中トップの収益を記録するUniswap。昨年末にはNFT取引への対応を開始するなど様々な取り組みを行なっており、StarkNetへの進出が行われるか否かなど、今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:Uniswap GovernanceNethermind

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