暗号資産(仮想通貨)取引所のHuobiが香港での事業認可取得に取り組んでいることが分かりました。

香港証券先物委員会(SFC)は2月20日、暗号資産(仮想通貨)取引所の規制案に関する諮問文書を公開。香港では、2023年6月から施行予定の制度で全取引所に対してSFCへの登録義務化等を実施し、個人投資家の暗号資産取引も認可する方針が進められています。

現在Huobi Globalの顧問でTronの創設者であるジャスティン・サン氏は”デジタル資産のハブを目指す香港の動きに乗じるためにHuobiのアジア本部をシンガポールから香港に移転する予定である”と先日行われたインタビューで明かしました。

同氏のツイートによると、新たに創設予定の企業の名前は「Huobi Hong Kong」にする予定としています。

現在、Huobiのトークン$HTは記事執筆時点の直近24hで約16%の価格上昇を見せています。

HT/USDのチャート | 画像引用元:CoinGecko

香港で最初の完全準拠の取引所の1つとなり、アジア太平洋地域のユーザーと協力して、デジタル資産の成長を促進することを目標に掲げるHuobi。そんなHuobiを運営するHuobi Globalは、2022年10月に香港のファンド「About Capital Management’s M&A Funds(百域资本)」に全株式の売却を実施しました。

証券市場で重要な地位を獲得してきてきた香港は、世界最大級の港や空港を有しているグレーターベイエリア(香港・マカオ・広東省珠江デルタ等9都市を統合したエリア)や一国二制度(中国本土とは異なる制度を適用する仕組み)など様々な利点を活かしながら暗号資産のハブを目指しています。

これまで、プロの投資家又は800万香港ドルの資産を持つ国民のみが暗号資産取引が可能であるなどマーケットに制限がかかっていた香港。2023年中旬に暗号資産に関する制度の実施を予定している同エリアでの今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:Twitter、Nikkei AsiaBloomberg

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