DeFi教育基金(DeFi Education Fund)とブロックチェーン協会(Blockchain Association)は、米国証券取引委員会(SEC)の連結監査証跡(CAT:Consolidated Audit Trail)に対する法的異議申し立てを支持する意見書を提出しました。

CATは、米国市場における全ての証券取引を追跡する中央集権型データベースを作成することを目的とした規制ですが、ブロックチェーン業界からは大きな反発が起きています。

CATの問題点

ブロックチェーン業界は、CATの問題点として多く点を挙げていますが、主要なものとして以下の2点が挙げられます。

  • プライバシー侵害の懸念: 個人を特定できる情報とブロックチェーンのウォレットアドレスがリンクされ、ユーザーの取引履歴が前例のない精査にさらされる可能性があります。
  • セキュリティリスク: 何百万件もの取引からの機密データが1つのデータベースに集中することで、CATはサイバー攻撃の格好の標的となり、データ漏洩のリスクが高まります。

CATにまつわる議論は、デジタル資産の規制をめぐるより広範な議論の一部であり、今後も注目を集めるものと思われます。

情報ソース:CryptoSlate

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