共和党の候補であるバーニー・モレノ氏が長年の現職である民主党上院議員シェロッド・ブラウン氏を破り、オハイオ州上院選挙で勝利を収めました。この勝利は2007年以来州を代表してきたブラウン上院議員の後任となるものでオハイオ州の政治情勢において重要な変化を示しています。

このオハイオ州上院選挙の総費用は4億4100万ドルを超え、大統領以外の選挙としては史上最高額と言われるなど高い注目を集めていました。広告追跡企業AdImpactによると、モレノ氏が2億3300万ドル、ブラウン氏が2億800万ドルを今回の選挙に費やしたとされています。

敗北したシェロッド・ブラウン氏は、証券取引委員会 (SEC) 委員長のゲーリー・ゲンスラー氏の盟友で、過去数年間、仮想通貨業界の取り締まりを牽引してきた人物の一人として知られています。そんなブラウン氏に挑んだモレノ氏は、2018年にブロックチェーン関連企業を立ち上げるなど仮想通貨分野にポジティブな姿勢を持つ人物です。

仮想通貨業界団体Fairshake傘下のPAC(政治活動委員会)は、モレノ氏を支援するために4,000万ドル以上を寄付。Fairshakeの支援者にはコインベースやリップル、a16zの創設者などが名を連ねています。

最新の開票結果によると、現在米国では仮想通貨支持派の政治家が勢力を増しており、下院では仮想通貨支持の候補者258名が当選し反対派の数を大きく上回っています。また、上院においても支持派が17名、反対派が12名となっています。

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米国の仮想通貨業界への姿勢は、他国にも大きな影響を及ぼす可能性があり、引き続き動向に注目が集まります。

記事ソース:CNBC

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